今回の斉藤伸夫選手の記事を読んだ感想というか雑感というか。

コラムの各節ごとに記載していこうと思う。

■ グランプリへの気持ち

正直、今回に関しては他のレガシープレイヤーに引けを取らないくらい調整はしてきたと思っていた。
斉藤伸夫率いる通称「のぶお軍団」にも勝てないわけじゃないっていうのが本心だった。
GPTでなんかめちゃくちゃにされてたメンバーもいたけども。
グランプリへの気持ちというとスケールの大きな話になってしまうが、基本的に私のMTGに対する考え方は、

【勝つのを前提として最大限楽しむ】

これに限る。つまらない勝負をずっと繰り返すゲームなんていうのは苦行以外の何物でもない。
そんな作業ゲーはRPGのレベル上げでお腹いっぱいである。
そんな考えから自分はGPTに参加したときも「身内あたりは基本トスするよ」と言って調整がてら参加はしてました。
byeは無条件の勝ち。
すでに約束された勝利ではあるが、私はそこに特に執着心はなかった。
byeを持ってないような人になら実力差では負けない、どうせ勝てるだろうと。
それ以上にあの空気の中戦いたいと思った。

【遊びに来たんじゃない、勝ちに来たんだ(ピットファイター○マール)】

目標はチームメンバーみんなで二日目進出、私はTop16くらいが関の山だろうと感じていた。



■ なぜ白青奇跡を選択したのか? そして却下したデッキの理由

ここでは私のデッキ選択とそれ以外の選択肢について記載していきたいと思う。
安定した勝率を意識するのであればもちろん「青白奇跡」を選択するのがベストだろう。
最初からこのデッキを選択肢に入れなかった。理由としては簡単で、自分の環境初期にそのデッキを回してる人間がそこそこいたから。他のプレイヤーの練習の為に自分はこの選択肢を蹴った。あと、初日9回戦このデッキを時間内に終わらせられるまでの練習が自分にはないと判断したからだ。
自分の選択肢として、やはり長く使い続けたデッキが望ましいと思った。
「マーベリック」
「ANT」
「リアニメイト」
「デルバー系」
「土地単・DD系」

■ デッキレシピの決定

今まで長く回したかどうかというとダントツでデルバーになるだろう。
というのも自分をレガシーという環境に引きずりこんだ言ってしまえば師匠みたいな存在がいる。
プレイヤーとしてはほぼ引退してしまったが今でもMTGには関わり続けている。
そんな彼が愛用していたのがこのデッキである。
過去に全てと言っていいほど大会で結果を残したデルバーは試してきた。
しかし、このデッキの特徴として一度マウントを取られると相性差をひっくり返すことがほぼ不可だということ。
コンボデッキに対して耐性があること、最近のフェアデッキに対してほぼ5分の勝率であること、調整量の多さを加味してもこの選択肢でいいと思った。
フェアデッキに対して強いと言われていた土地単でもデスタクとの相性はほぼ5分、そのデスタクが増えてきた以上、コンボデッキのANTは選択としては厳しいと思った。
マーベリックに関しては現在のメタゲームに合わせるのであればヘイトベアを昔の構成以上にいれなければならないのでデスタクとそこまで変わらないと思った。


■ 結果

自身の結果に関してはトータル10-5。
負けたのは、

・スニークショー
・エルドラージ
・赤青デルバー
・4色デルバー
・奇跡

概ねトップメタといったところだろう。
個人的な惜敗は3つあったが、負けは負け。
結果に関してはもちろん悔しい。
ここまでやってきてこの結果なのか、というのと同時にこれが自分の実力なんだろうなぁと胸に刻むことができた。
プレイングで何かミスをしたというのも多くはなかった。
ただ、優先権を返す時に相手のゲームスピードが速いとそれに合わせてしまうのが悪かったところ。
スペルキャストのタイミングを間違えることもあったのでそこは見直したい。


■ レガシープレイヤーが負け、競技プレイヤーが勝った理由

この記事を書いていながら、自分もこれを痛感してる。

1. 最近よく耳にする言葉を用いるならば、勝利を目指していながら、理ではなく情でデッキ選択・構築をする人が多いのではないか。
2. 長いラウンドを2日に分けて回し続ける集中力や体力が足りていないのではないか。
3. 覚悟が違う。レガシーの大イベントという認識と、プロツアーやプロポイントをかけた大会という認識の差。
4. そしてこれが一番大きいと感じていることですが、劣勢時にあり合わせのリソースで混戦に持ち込むアドリブ力の足りなさ。

1に関しては本当にその通りである。自分の選択肢は完全に「情」で持ち込んだデッキだ。選択肢に情はあったとしても構築に情があったとは思えない。
2に関しても長丁場というのもあってロングゲームを意識してしまったところだろう。これは1に通じる部分がある。
3はもう完全に方向性の問題ではあるがプロポイントには何も感じない。今回のGPで自分がどこまで行けるのかというところを試してみたかったのが真意だろう。
かといって、プロポイントがもらえなければそれ以上の結果を望めるわけもなく、結局は同じ終着点。
4はどこまで粘れるのかというところではあるが、すぐに諦めて片づけてしまうプレイヤーは多い気がする。は環境理解とそのフォーマット特有の頭の固さなのではないだろうか。
持論でいくら述べられても実戦でそれを活かせないのであればこれほど愚かなものもないだろう。
口を開けば何は何に相性がいい、悪い、サイドはこれを入れる、入れない。
勝ち越せる実力のないプレイヤーほど豪語する傾向にある(気がする)

■ 今後の課題と反省

今後も自分はチームリーダーとしてみんなを引っ張っていく必要があるが、あまり率先して何かをするというよりは全員が同じ土俵で意見を言い合えるこの環境がいいとは思ってる。
ただ各々のスキル向上だったり、他のデッキへの理解は全体的に必要なところ。
あとは振り返りについて。
これは記事にも書いてあるのでゲーム内でのどこまでそれを消化できるかだと思う。
プレイ中の分岐についてもしっかり意見交換していきたい。
とりあえず、定期的に大会を開催してそれこそモチベーションの維持に努められたらなぁと思う。
このフォーマットは他よりも対人での調整環境に恵まれないフォーマットだと思う。
なので自分の今いる環境を大切にしつつ、今後別の環境に少し足を運んで実戦経験を積むところになるだろう。
近場だと信心亭だったり、ファミコンくんだったり…?


ななし

コメント

くらら
2016年12月10日7:49


12月の最後の方ですか?
おそらく25日にアメニティドリームで行われるレガシーがラストかなと…

ななし
2016年12月10日9:12

くららさん

相方の都合次第にはなるのでおそらく行くことが出来なさそうです…。
そっちの人たちに会えるの少し楽しみにしてたけど、また機会があればその時は!

アソねこ
2016年12月10日14:40

実にレガシープレイヤーにとって考えさせられる記事でしたね。

ななしさんの「勝つことを前提に楽しむ」という考え方は素晴らしいと思います。楽しいゲームだけど、切磋琢磨しながら勝ちを目指すことこそ、mtgの醍醐味だと感じています( ̄▽ ̄)ゞ

ひ→アメレガ参戦予定だったので、ちょっと期待があったのですが、残念ですm(__)m来年以降、大型イベント参加も考えているので、対戦機会を楽しみにしてます\(^o^)/

ななし
2016年12月12日10:21

アソねこさん

もちろん勝ち負けを決めるものではありますが、ゲームですから楽しくないと意味がないですからね。正直、MTGよりも他の人に勝てそうなものなんていくらでもあるわけですし(笑)

顔出しくらいはできるかなぁとか思ってたんですけど相方が全日程暇してるようなのでまたの機会に!来年もよろしくお願いします。

ふくろう
2016年12月12日22:48

ちんぽ!!(今までありがとうございました)

ななし
2016年12月13日11:12

ふくろう

来年も覚えとけよ…。

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