世界は広いもので今日も明日もどこかで大会が開かれてたくさんのレシピが持ち寄られる。

今回は先日行われたEternal Weekendの優勝レシピを見ていこうと思う。

大会で当たった時の参考にでもしてみてください。

下記レシピ↓

※メインボード

3 Bayou
1 ボジューカの沼
4 暗黒の深部
1 幽霊街
1 セジーリのステップ
1 冠雪の森
1 冠雪の沼
4 演劇の舞台
3 ヨーグモスの墳墓、アーボーグ
4 新緑の地下墓地
4 Elvish Spirit Guide
4 吸血鬼の呪詛術士
4 輪作
1 強迫
2 コジレックの審問
1 北方行
3 この世界にあらず
4 森の占術
4 思考囲い
2 探検の地図
4 水蓮の花びら
3 真髄の針
1 森の知恵

※サイドボード

3 突然の衰微
4 虚空の杯
1 世界のるつぼ
1 カラカス
1 クローサの掌握
1 真髄の針
3 外科的摘出
1 冬の宝珠



実はこのレシピ、前に載せたことがある。

初心者にも分かりやすいように書いていこうと思う。

このデッキの勝ち筋は≪暗黒の深部+演劇の舞台≫からなる【マリット・レイジ(通称女神)】による20点ダメージ。これだけだ。

非常にシンプルである。

Dark Depths / 暗黒の深部
伝説の氷雪土地
暗黒の深部はその上に氷(ice)カウンターが10個置かれた状態で戦場に出る。
(3):暗黒の深部から氷カウンターを1個取り除く。
暗黒の深部の上に氷カウンターが1個も置かれていないとき、それを生け贄に捧げる。そうした場合、飛行と破壊不能を持つ《マリット・レイジ/Marit Lage》という名前の黒の20/20の伝説のアバター(Avatar)・クリーチャー・トークンを1体生成する。

Thespian’s Stage / 演劇の舞台
土地
(T):あなたのマナ・プールに(◇)を加える。
(2),(T):土地1つを対象とする。演劇の舞台はそれのコピーとなり、この能力を得る。




一応動きを知らない人の為に解説。

①演劇の舞台で暗黒の深部をコピーする。
②レジェンドルールで同名のカードが2枚場にあってはいけないので片方を墓地に落とす。(ここで落とすのは元の暗黒の深部)
③暗黒の深部(になった演劇の舞台)は氷カウンターが乗っていないのでそのまま生け贄に捧げられ、マリット・レイジが場に出る。(氷カウンターが乗るのは場に出るときなので、すでに場に出ていてコピーした演劇の舞台はカウンターは乗らない。)


実はこのプランは他のデッキでも採用されている。

「土地単」は壌土からの生命でこの2枚を再利用して何度もトークンを出す動きを。

「マーベリック」では聖遺の騎士からピンざしの2枚を持ってくるサブプランとして。

しかし土地単は罰する火や溶鉄の渦、不屈の追跡者といった勝ち手段、マーベリックはクリーチャーで殴り切るプラン。

ではこれだけで勝つためにどういう構成になっているか見ていこう。

上記には記載しなかったが「ヘックスメイジ・デプス」というデッキがある。

Vampire Hexmage / 吸血鬼の呪詛術士 (黒)(黒)
クリーチャー — 吸血鬼(Vampire) シャーマン(Shaman)
先制攻撃
吸血鬼の呪詛術士を生け贄に捧げる:パーマネント1つを対象とする。それの上に置かれているすべてのカウンターを取り除く。
2/1

これで暗黒の深部に置かれたカウンターを取り除けるということだ。

このデッキにもギミックは含まれており、勝ち手段は、

≪暗黒の深部+吸血鬼の呪詛術士≫
≪暗黒の深部+演劇の舞台≫

の2種類からなっている。

各カードの役割について記載します。

説明は長くなるので少し端折っていこうと思います。

・幽霊街…このデッキは不毛の大地を取っていないので唯一相手の土地を割る手段と考えてもいいだろう。不毛の大地を採用しない理由は後述。主な対象は不毛の大地、カラカス。

・セジーリのステップ…場に出た時にターン終了時まで対象のクリーチャーにプロテクション(好きな色)を持たせることができる土地。相手の飛行クリーチャーを無視してプレイヤーにダメージ。

・Elvish Spirit Guide、水蓮の花びら…単純なマナ加速。演劇の舞台のマナ確保、目くらましや呪文貫きのケア、マナが足りない状況からの輪作etc...

・北方行、森の占術、探検の地図…北方行だけは冠雪の森と沼、暗黒の深部、他の2枚は土地サーチ。臨機応変に持ってこれる。

・輪作…このデッキの要になる一枚。女神の攻撃に合わせて飛んできた除去に合わせて使い、セジーリのステップ。コンボパーツが足りないときにインスタントタイミングで揃えることのできる驚異の一枚。

・この世界にあらず…パワー7以上のクリーチャーを対象にした起動型能力や呪文をピッチで打ち消す。セジーリのステップのような使い方ができる。

・真髄の針…基本的に刺すのは不毛の大地。レガシー環境を代表する土地破壊をケアしておけば安心してパーツは揃えられる。あとはカラカスが多い。

細かいところだとこの辺だろう。

キルターンは3ターン目の返しが多いだろう。

基本的にはハンデスから動けるデッキなので他のコンボに対してもそこそこ耐性はある。

血染めの月や基本に帰れ、外科的摘出や根絶には弱いので使用する人はそれを想定したサイドの入れ替えをしなければいけない。

相手にするときはハンデスやカウンターは抜かないようにするのをお勧めします。

土地に頼ってはいるけど安定して揃えられるのは土地サーチの11枚のおかげだからね。

初心者の方が「あー。こんなデッキが優勝したんだー。」って思っていただけたら幸いです。

チーム内でも二人このレシピは使えるので練習したい方がいたら是非。


ななし

コメント

ta1man
2016年11月5日10:41

このデッキ、色拘束が結構厳しいから
幽霊街で自分の土地割って森持ってきてからの輪作というテクがあるよ!

ななし
2016年11月5日11:19

太一さん

土地単もその動き結構やるから勉強になったでしょ☝︎

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